水墨画、大きな作品の始め方

2月早春の季節です。みなさんお変わりないですか。

さて、水墨画を習っている人のほとんどは

半紙サイズからはじめたではないかと思います。

そればかりやっているとしたら、

いきなり半切(34×138cm)や全紙サイズ(70×138cm)をはじめると

無理があると思います。

ここでは半紙から徐々に大きな作品に移っていく方法を説明します。

一番わかりやすいのは、

半紙1枚 ➡ 半紙2枚、3枚

半切の2分の1 ➡ 半切

のようなサイズの変化でやるとプレーヤーもすくなく

用意に始めやすいと思います。

一番始めやすい練習方法

これは馴れている半紙サイズを少しずつ増やしていく方法。

例えば、馴れている半紙を三枚を使って

半切の半分(34×70cm)にしてみるという方法。

半紙(27.5×33.5)を横にして、

テープで止めておけば簡単に作れます。

絵画教室ではこのような方法を使っていますが

実践者は半紙を使わず

半切を半分に切って使う人もいますが

それはご自由です。

注意しておかなければならないのは

描こうしている絵の中身です。

花鳥画、特に日本の場合絵の中心に

モチーフとした構図が多く

半紙サイズではよくても

半切や半切の半分にするとスカスカになってしまう。

水墨画、確実な練習方法とは

大きな水墨画の練習方法はたくさんがありますが

ここで確実な方法を説明します。

半紙サイズのお手本や普段書いたオリジナル作品を確実に大きくする方法です。

(1)まず、お手本かオリジナル作品を用意すること。

(2)お手本ではなく、オリジナル作品をつくる場合、

半紙サイズで書いておく。

その場合、いくつのサムネイルを最初に作った方がいいでしょう。

そこからどの構図にするか検討します。

このとき、比例に合った原稿が無難でしょう。

いきなり大きな絵を描かないことです。あなたは私のような

何十年も筆を握っているなら話は別です。

(3)オリジナル作品かお手本にトレペ(トレーシング ペーパー)をかけて

対角線などを引く。

(4)模造紙など大きなサイズにも対角線などを引いておいて、

マジックなどで下絵を作り、

大きな原稿を完成させる。対角線は補助線になり

複雑な絵のほど、こういった補助線が役に立つ。

(5)大きな水墨画用紙を(4)の上におき、あたりを書いて

大きな作品を完成します。

まとめ

いかがですか、こうする練習を重ねておけば

大きな作品も扱いやすくなるはずです。

まとめてみると、大きな水墨画を描くとき

まず馴れている半紙を2枚、3枚と少しずつ並べて

大きくする方法です。

正確に描くためにトレペを使って大きい原稿の下絵を書くことです。

慣れてきたらこの部分を省いてもいいですが

最初はそれがないといい加減な絵になってしまう、

その可能性大ですよ!